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LINEチャットBOTを活用した「治験管理システム」

LINEチャットBOTを活用した「治験管理システム」

LINEチャットBOTを活用した治験管理システムを開発。ニューノーマル対応と生産性向上を実現。

新しい「くすり」が国の承認を得るために行われる治験。専門かつ高度な医療知識と厳密な管理が必要とされる治験のデジタル変革(DX)を推進する株式会社ジー・エル・ティーさまの「治験薬の服薬状況管理DX」プロジェクトをバックエンドシステムからLINEBOTの開発まで支援しています。

プロジェクト概要

治験とは、新しい「くすり」が国の承認を得るために安全性や有効性を確認するために行う臨床試験です。治験は基本的に承認されるまで3つの段階に分かれており、それぞれ第1相・第2相・第3相試験と呼ばれています。第1相試験では健康な方を対象とし、まずは薬の安全性を調べ、第2相試験、第3相試験では実際に治験薬を必要とされる患者さんを対象に、効果を調査します。

治験薬の安全性・有効性を確認するための厳密な調査が必要となる為、被験者それぞれに対して治験薬の用法と用量、服用するタイミングが決められており、治験を実施する医療機関のCRC(治験コーディネーター)はこれを適切に管理する必要があります。治験によっては百人以上に及ぶ被験者1人1人に対して毎日の服薬状況管理を行う必要があります。従来、この服薬管理は電話や対面で行われており、その負担はCRC、被験者共に大きいものでした。

今回開発したLINE BOTによる「治験薬の服薬状況管理システム」は、被験者に対するリマインド・確認とデータ蓄積を自動化することで、CRCの業務負荷を大幅に軽減につつ、人的なミスを無くし、より確実な治験薬の服薬を実現可能とします。電話・対面などで人を介さずにデジタルを活用した「治験DX」を支援するシステムです。

プロジェクトのポイント

被験者へのリマインド通知をLINEで自動的に。

治験LINEBOTでは、各被験者に対して治験薬の服用日時に自動でLINEからリマインドメッセージが届きます。被験者は薬の服用後に履歴をLINEチャットで返信することで管理者は報告状況を管理画面から一覧で確認することが出来ます。

また塗り薬の場合は、被験者のLINEから塗布画像をアップロードすることにより、正確な日時も含めて管理することができます。指定の時間に報告がない場合のリマインドも自動で送られます。

 

治験データの蓄積も自動。管理画面からカンタンに出力。

従来の管理手法では、1人1人に聞き取りを行った治験状況を別途エクセルなどにまとめる必要がありました。本システムではLINEBOTから取得した1人1人の治験情報を管理データベースで一元管理。システムから条件を指定すればエクスポートができますので、レポートの作成も大幅に生産性が向上します。

C-tableは、これからもテクノロジーの力を活用し、業務プロセス、そして事業、組織のデジタル変革(DX)を形にする支援をしてまいります。

 

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