お知らせ
2025.12.01 | お知らせ
【登壇報告】Code for Japan Summit 2025にて、「都留シビックテックスクール」の取り組みを報告しました。

C-table株式会社(本社:山梨県都留市)の執行役員であり、認定ワークショップデザイナーの本田久仁子は、2025年11月29日(土)に開催された「Code for Japan Summit 2025」に登壇いたしました。
当日は、「シビックテックにおけるワークショップの最適解を探る」をテーマに、2023年に実施した山梨県都留市での「都留シビックテックスクール」の実践事例をもとに、市民・学生・行政が一体となるためのユニークな手法について報告を行いました。
1. Code for Japan Summit 2025 開催概要
日本最大規模のシビックテックイベントとして、全国から300名以上が集結しました。
- 日時: 2025年11月29日(土)
- 会場: 国際連合大学(東京・渋谷)
- コンセプト: 「Social R&D これからの社会を ともに考え ともにつくる」
- 目的: テクノロジーとその社会的影響の視点から、Social R&Dについて議論し、新たなつながりを生み出す場の提供。
▼イベント概要URL
https://summit.code4japan.org/
2. 登壇セッションについて
- セッション名: シビックテックにおけるワークショップの最適解を探る
- 背景: シビックテックの現場において、市民・行政・技術者の共創を促すために「ワークショップ」は不可欠です。しかし、その設計には参加者の属性や目的など多角的な視点が必要とされ、画一的な正解はありません。本セッションでは、実践者たちの経験に基づき、その最適解を探求しました。
▼セッション概要URL
https://summit.code4japan.org/program/session-2

3. 発表内容:都留シビックテックスクールでの「寸劇」活用事例
本田は、山梨県都留市で企画設計を担当した「都留シビックテックスクール」での事例を紹介。多様なステークホルダー(市民、学生、行政職員)が対等に対話するための工夫として、以下の独自手法を報告しました。
プロトタイピング手法の転換
アイデアを形にする際、一般的なペーパープロトタイプではなく、あえて「寸劇」という表現方法を採用しました。
寸劇導入による効果
- 役割の発生: 参加者一人ひとりに役割が生まれることで、当事者意識が向上しました。
- 主体性の向上: 一つの作品を共同で作り上げるプロセスが、参加者の能動的な姿勢を引き出しました。
- プロジェクトの推進: 結果として、プロジェクト自体を機能的に前進させることにつながりました。

▼都留シビックテックスクールの取り組みについて
https://c-table.co.jp/works/tsuru_civictecschool/
4. パネルディスカッションと共有された知見
セッションでは、ファシリテーターおよび他の登壇者とともに、共創の場づくりについて活発な議論が展開されました。
【登壇者一覧】
- 伴野 智樹 氏(ファシリテーター/一般社団法人シビックテックジャパン)
- 本田 久仁子(C-table株式会社 執行役員)
- 杉田 剛 氏(狛江市 企画財政部 未来戦略 室長/一般社団法人 狛江まちみらいラボ)
- 吉田 智美 氏(筑波大学理工情報生命学術院)
【主な議論のポイント】
- 多様なメンバーが対等に話すための仕組みや仕掛け
- 参加者の主体性を引き出し、継続的な変化につなげる工夫
- フィジカルなコミュニケーション(懇親会等)が持つ重要性


5. 今後の展望
当社C-table株式会社は、都留市をはじめとする各地域において、デジタル技術を活用した地方創生・地域活性化を推進しています。
今回のサミットで得られた知見やネットワークを活かし、今後も市民・行政・企業が一体となった「価値共創」を通じて、より良いデジタル社会の実現と地域課題の解決に貢献してまいります。


