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「授業がつまらない」を解決するアプリをつくろう。都留興譲館高校企業研修ワークショップ

「授業がつまらない」を解決するアプリをつくろう。都留興譲館高校企業研修ワークショップ

2021年9月から12月まで、都留興譲館高校の3年電子工学科の課題研究の一環として、高校生チームで協働作業を行うワークショップを全10回で実施しました。

2グループに分け、「みんなで『ものづくり』を体験しよう」をテーマに、デジタルを活用して学校生活をおもしろくするアイデアを出し、ペーパープロトタイプでアプリ開発を行いました。

プロジェクト概要

ワークショップでは、

①「学校」のカスタマージャーニーマップの作成
②課題の絞り込み
③アイデア創発
④画面遷移図作成(アプリ画面の移り変わりを図にしたもの)
⑤ペーパープロトタイプの作成
という、アプリ作成の過程を疑似体験しました。

また、実習後にギャップモニタニングを行い、グループでの行動や発言から自己の強みや弱み分析を行いました。

「デジタルでのものづくり」のプロセスで生徒の自主性を引き出す

高校生が学校で学ぶ一般的な授業は、答えがある、いわば受動的な学習が多いと思います。しかし、昨今実際の仕事の現場では、自分で問いをたて、課題を発見し、解決する能力が求められることが多くなってきました。本ワークショップは、自分たちが考えたアイデアを実現する楽しさを知ってもらい、高校生が社会人になったとき、自分の強みが何であり、どのように貢献できるのか、という自己理解を、「デジタルでのものづくり」のプロセスを体験する中で身につけてもらいたいという思いで、プログラムを企画設計、実施しました。

課題の把握から解決の方法までを生み出す

学校での一日の流れから、生徒は総じて「授業がつまらない」と感じているという課題がもっとも大きいことが明らかになりました。この課題を、デジタルを使って解決するためのアイデア出しを行いました。アイデア出しでは、「マンダラート」「マトリックス」のような強制発想法を取り入れ、「スピードストーミング」などで他チームとの対話でアイデアをブラッシュアップするようなワークも行いました。

当初の予定では、「デジタルを使って、高校を便利に」という流れになる想定でいたのですが、より生徒の課題意識に寄り添ったテーマとなり、生徒たちがこのワークショップを「自分ごと」ととらえて、回を増すごとに没入感を感じるようになっている様子がわかりました。

デザインとプログラミングの基礎を知る

プログラムの中では弊社のデザイナープログラマーによる「デザイン」「プログラミング」の基礎講座も実施しました。

産学連携でのものづくりの強みを生かして

最終的には2グループとも仮想ではありますが、それぞれ「展示パネル」と「プロトタイプ」を制作し、「プロダクト」が完成しました。

制作の過程ではグループ内で意見が衝突することもありましたが、実際に社会人になった時にそのような場面に遭遇することもあり、良い体験となったのではないかと思います。

生徒からは「アプリを作るのがこんなに大変だと思わなかった。考えが形になり主体的に活動できた」と感想がありました。

山梨のものづくりを支える将来の人材となる都留の工業高校である、都留興譲館高校の先生方の寛容さ、生徒の素直さにも触れることができ、地方での「産学連携でのものづくり」の重要性を強く感じました。

次年度以降も実施を続け、「都留市のデジタルでのものづくり」を応援していきたいと思います。

参考資料

ワークショップの各回の実施内容については以下にまとめています。

みんなで「ものづくり」を体験しよう実施レポート

「授業がつまらない」を解決するアプリをつくろう。都留興譲館高校企業研修ワークショップ

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