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「Excelと紙」から脱却。案件情報を一元可視化する生産管理クラウドで製造業DXを支援

「Excelと紙」から脱却。案件情報を一元可視化する生産管理クラウドで製造業DXを支援

自動車部品の治具、自動機を中心に設計・製作・組立の一貫生産に加え、自動車産業で培ったノウハウを設計から反映したVE提案力を強みとするアウラテクノロジー様の生産工程管理のDXを推進するために、各部門ごとの既存業務の流れをヒアリングしながら徐々にシステムに落とし込み開発を行っています。

プロジェクト概要 

製造業とは、原材料などを加工することにより製品を生産・提供する産業です。日本のGDPの2割弱を占める基幹産業であり、全労働総人口の約7人に1人が製造業に従事していると言われています。

ひとくちに製造業といっても職種は食品製造や機械製造、金属加工、金属製造、衣類製造と多岐に渡り、仕事内容は原材料の調達から、設計、製作、組み立て等様々な工程が存在します。

案件を受注するには基本的には上流工程から作業を行なっていく必要があり、各工程を行なっている各部署の稼働状況やスケジュールを事前に把握しておく必要があります。また、製造業で製作する部品は数ミリ単位での正確さが求められる上、複雑な図面を要する発注も多く、概算した予定工数と実際に製品を開発する際に要した工数に乖離があり、見積もりに大きなブレが生じてしまうリスクがありました。

今回開発したクラウドシステムは、各部署の稼働状況やスケジュールをリアルタイムで把握することができます。また各製品を製造する際にかかる実際の工数データも日々蓄積されるだけでなく、複雑な図面を要する製品でも過去の似たデータを瞬時に検索、閲覧できるため、今後より精度の高い見積もり作成の実現が可能となります。

進捗状況をガントチャートで確認可能 

従来の手法では、各部署ごとに進捗状況をエクセルで管理しており、取引先企業から案件を受注する際に各部署ごとのエクセルを開き稼働状況やスケジュールを確認する必要がありました。各部署で毎日複数の案件を同時に行うため、エクセル上で各部署ごとの稼働状況やスケジュールを把握することは非常に手間のかかる作業でした。

本システムでは、全部署同時に複数案件の進捗状況をガントチャートで確認・編集することができます。また、表示されるガントチャートは部署名、案件名、クライアント名など様々な検索項目で絞り込むことも可能です。都度部署ごとのエクセルを確認する作業がなくなるだけでなく、複数案件の全工程の進捗状況がリアルタイムで表示されるため、大幅に生産性が向上します。

各担当者のスマホでタスクを確認可能 

お手持ちのスマホ1つで自分のタスクだけでなく、自分の部署のタスクの一覧、進捗状況も同時に確認可能です。作業を開始する際に「作業を開始」。作業が終了したら「作業完了」ボタンをクリックし実際にかかった時間を入力することで、各担当者は割り振られた個人タスクを消化できます。消化したタスクは個人タスクの一覧から表示されなくなるため、担当者は次の自分のタスクを把握しやすくなります。また、管理者も各担当者の進捗状況を容易に把握できるため、空いている担当者にすぐに次のタスクを割り振ることが可能です。

もちろん、作業が完了した際に入力した実工数時間は、データベースに適宜蓄積されていくため、次回以降の見積もりに活用されます。

誰でも精度の高い見積もりを作成できる体制に

従来の手法では、過去の似たような案件を瞬時に探し当てることができず、複雑な図面から予定工数を概算し、見積もりを発行していました。そのため、熟練の担当者でなければ正しく見積もりを発行することが困難でした。

本システムを活用することで、過去に製作した製品情報を瞬時に検索することができ、実際に製品を製作する際にかかった工数を把握できるため、見積もりの精度が大幅に向上します。また、製品データは日々蓄積されていくため、更なる見積もり精度の向上が期待できます。

C-tableは、これからもテクノロジーの力を活用し、地域のデジタル変革(DX)を具体的な形にしてまいります。

 

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