
2026年6月25日、都留市第7次総合計画の策定に向けた市民ワーキング第2回が開催され、C-table株式会社 執行役員の本田がファシリテーション支援として参加しました。
第2回では、第1回で出された都留市の長所・課題を踏まえ、事務局から共有された「データから見る都留市」も参照しながら、教育、産業、子育て・福祉、環境・防災・コミュニティなどの分野ごとに、今後必要な取り組みについて議論が行われました。
市民の声とデータをもとに、具体的な取り組みを考える場へ
第1回のワーキングでは、参加者がグループに分かれ、都留市の長所と課題について意見を出し合いました。第2回では、その意見をもとに、都留市をより良くしていくために必要な取り組みや、今後のまちづくりに向けた具体的な方向性を考える場となりました。
当日は、人口動向や消滅可能性自治体に関する考え方などを含むデータが共有されました。一方で、都留市は都留文科大学をはじめとする大学の存在により、20代前半の人口構成に特徴があることも確認されました。単に数値を見るだけではなく、地域で暮らす市民の実感や、参加者それぞれの視点を重ねながら議論することが重視されました。
参加者は分野ごとに分かれ、第1回で出された長所や課題を踏まえながら、今後どのような取り組みが必要かを話し合いました。

分野ごとに見えてきた、都留市のこれからの論点
教育分野では、ICT環境の整備が進む一方で、子どもたちが地域の自然や歴史文化に触れ、都留市への愛着を育む機会の重要性が共有されました。また、大学生が小中学生の学習支援や探究学習に関わることで、地域ならではの学びを広げられる可能性も挙げられました。
産業や交流人口に関する分野では、若い世代が働く場の確保、企業誘致や企業支援、農林業の振興、都留市の魅力発信などが論点となりました。観光だけで完結するのではなく、交流、関係人口、定着へとつながる取り組みを考える必要性も共有されました。
子育て・健康・福祉の分野では、若い世代が安心して子育てできる環境づくりや、支援制度の見える化、近くに頼れる人がいない家庭を支える居場所づくりなどが話し合われました。大学生や子育て経験者、高齢世帯など、地域の多様な人が関わることで、子どもや保護者を支える仕組みをつくれる可能性も見えてきました。
環境・防災・治安・コミュニティの分野では、防災訓練や防災教育、災害時に支援が必要な人を地域でどう支えるか、子どもの見守りや地域の安心をどうつくるかといった意見が出されました。自治会など既存の地域コミュニティが持つ力を活かしながら、将来にわたって無理なく続けられる仕組みづくりも重要な論点となりました。
第2回では、第1回で共有された長所や課題が、分野ごとの具体的な取り組みや仕組みづくりの議論へと深まっていきました。




C-table本田によるファシリテーション支援
本田は、特定のグループに固定されるのではなく、会場全体を巡回しながら各テーブルの議論を把握し、参加者の意見の背景や、分野をまたいで共通する論点を整理しました。
全体総括では、今回話し合われた複数の分野に共通して、都留文科大学をはじめとする大学・大学生の存在が、まちづくりの重要な資源として見えてきたことに触れました。大学があることは人口構成上の特徴にとどまらず、教育、産業、子育て、地域コミュニティなど、さまざまな分野の課題解決につながる可能性があります。
たとえば、教育分野では大学生が子どもたちの学びに関わること、産業分野では卒業後の定着や働く場づくりと接続して考えること、子育て分野では大学生が子どもや保護者と関わる仕組みをつくることなど、大学・大学生を地域の力に変えていく視点が、各グループの議論から見えてきました。
また、地域コミュニティや防災の面でも、子どもから高齢者までが関わりながら、地域全体で学び合い、支え合う仕組みを考えることの大切さを整理しました。

市民の意見を、10年後の都留市の将来像へ
今回のワーキングは、第1回で出された市民の声をもとに、今後のまちづくりに向けた具体的な論点を深める場となりました。出された意見は、個別の施策案にとどまらず、10年後の都留市をどのようなまちにしていくかを考えるための大切な材料になります。
次回以降は、今回話し合われた具体的な取り組みや分野横断の論点を踏まえ、都留市の将来像や基本構想につながる議論が進められる予定です。
C-tableでは、デジタル活用や情報発信の支援に加え、地域の声を引き出し、行政計画づくりや合意形成のプロセスを支えるワークショップ設計・ファシリテーションにも取り組んでいます。引き続き、地域の声をまちの未来につなげるための対話の場づくりを支援してまいります。