OVERVIEW

概要

法人/業種
株式会社ケイビイワイ(KBY)/ 警備業(交通誘導警備・常駐警備)
地域/規模
山梨県都留市
つくったもの
配置・勤怠・給与・請求をひとつにまとめた、警備業向けの業務管理システム「KB1(ケービーワン)」。隊員はLINEで打刻・報告でき、請求書は自動発行。
もともとの課題
管制表・工程表が紙ベース、隊員への連絡は電話、勤怠・請求・給与も手作業。現場が増えるほど管制・連絡・集計の負荷が膨らみ、特定の人に頼りがちだった
うれしい変化
紙・電話の連絡がLINEに/配置・勤怠・給与・請求をひとつのシステムで/請求書は自動発行、顧客はポータルで確認
効果が見えるまで
2025年2月に一部運用を開始。以降も現場の声に合わせて継続改修
期間
2025年〜継続中
この先
常駐警備シフトへの拡大、事故報告書の作成支援や手順書づくりへのAI活用などを検討

SUMMARY

まとめ

▶ きっかけ/課題

警備の現場は、日々動きます。どの隊員を、どの現場に配置するか。その管制表や工程表は紙、隊員への連絡は電話、勤怠・請求・給与も手作業でした。現場が増えるほど、管制・連絡・集計の負荷が膨らみ、特定の人に頼りがちでした。

▶ 取り組み

業務の流れをていねいに伺い、配置から勤怠・給与・請求までをひとつにまとめた業務管理システム「KB1(ケービーワン)」を開発。隊員は使い慣れたLINEで打刻や報告ができ、請求書は自動で発行できるようにしました。2025年2月の一部運用開始後も、現場の声に合わせて改修を続けています。

▶ うれしい変化

紙と電話に頼っていた連絡がLINEに変わり、配置・勤怠・給与・請求が一つの仕組みでつながりました。集計や請求書づくりの手作業が減り、金額情報は権限で守りながら、現場と本社がリアルタイムにつながっています。

BACKGROUND

現場が増えるほど膨らむ、管制・連絡・集計。紙と電話に支えられていた業務

株式会社ケイビイワイ様は、交通誘導や常駐の警備を手がける会社です。警備の現場は、日々動きます。どの隊員を、どの現場に、いつ配置するか。急な変更や欠員にも対応しながら、毎日の段取りを組み立てていきます。この配置を、ケイビワイ様では紙の管制表・工程表で管理し、隊員への連絡は電話で行っていました。

ホワイトボード

締め日が来れば、勤務実績を集計し、各種手当や割増、年齢区分をふまえて給与を計算します。顧客ごとの請求書づくりも、多くが手作業でした。

情報が紙やExcel、電話に分かれているため、現場が増えるほど前さばきの負荷が積み上がり、管制・連絡・集計が特定の担当に集中しがちでした。一つひとつは現場の力で回っていましたが、仕組みの面に、これからの伸びしろがありました。

WHY C-TABLE

なぜ、C-tableに声がかかったのか

警備業の業務は、配置・勤怠・給与・請求が複雑に絡み合います。現場ごとに条件が異なり、手当や割増、請求のかたちも一様ではありません。出来合いの勤怠・給与ソフトでは、こうした警備ならではの組み合わせに、なかなか合わせきれませんでした。

必要だったのは、業務の流れをよく理解したうえで、自社に合わせて一緒に形にしてくれる相手でした。私たちは、本社の管制業務を一つずつ伺い、「現場の隊員が、無理なく使えること」を大切に設計を進めました。

APPROACH

配置・勤怠・給与・請求を、ひとつに束ねる

つくったのは、警備業務をワンストップで支える業務管理システム「KB1(ケービーワン)」です。紙・電話・Excelに分かれていた工程を、ひとつの流れにつなげました。

① 配置・工程:誰が・どこに・いつ、を一目で

日々の配置を、1日や10日といった単位で見渡せる画面にまとめました。まだ人が決まっていない現場は赤枠で目立たせ、配置の抜け漏れに気づきやすくしています。

② 勤怠・報告:隊員は、使い慣れたLINEで

隊員は、ふだん使っているLINEから、現場での上番・下番を打刻できます。打刻した場所も記録され、署名付きの現場報告書もその場で作成してPDFに。作成した報告書は、関係者へ自動で共有されます。電話連絡に頼っていたやりとりが、リアルタイムの共有に変わりました。

③ 給与・請求:複雑な計算も、自動で

日給・時給などの給与形態に、現場や隊員ごとに異なる各種手当、週40・48時間を超えた分の割増といった、警備ならではの条件を組み合わせた給与計算を実装しました。顧客別の月次請求は、日々の実績から自動で集計され、ワンクリックでPDF・Excelの請求書として発行できます。現場報告書は、ログイン不要のトークンリンクで取引先が閲覧・ダウンロードできます。入金・売掛の管理から、付与・残日数・取得までを労働基準法に沿って扱う有給管理まで、ひとつのシステムでつながっています。

つくって終わりにしない、伴走

2025年2月に一部運用を始めてからも、打ち合わせを重ねながら、現場の声に合わせて改修を続けてきました。配置の画面は、2週間分では文字が小さく見づらかったため、10日単位で見やすく整えました。

印刷のレイアウトや表示の速さといった、日々の使い勝手まで、一つずつ。こうした積み重ねが、現場になじむ仕組みにつながっています。

いまは、交通誘導に加えて常駐警備のシフト機能へと対象を広げているところです。さらに、事故報告書の作成支援といったAIの活用も、一緒に検討しています。

RESULTS

うれしい変化は、紙と電話の業務が、ひとつの仕組みにつながったこと

紙・電話 → LINE

連絡・打刻・報告

現場とリアルタイムに

ワンストップ

配置〜勤怠〜給与〜請求

ひとつのシステムで

自動発行

顧客別の月次請求書

ポータルで閲覧・DL

紙の管制表や電話連絡に頼っていた業務が、ひとつのシステムにまとまりました。配置・勤怠・給与・請求がつながり、集計や請求書づくりの手作業が軽くなっています。隊員は使い慣れたLINEで打刻や報告ができ、現場と本社がリアルタイムに状況を共有できるように。

運用が始まってからも改善は続き、対象は交通誘導から常駐警備へと広がっています。つくって終わりにせず、現場とともに育てていく。その伴走が、長く使える仕組みにつながっています。