OVERVIEW

概要

組織/分野
都留市役所 / 自治体
地域
山梨県都留市
利用サービス
職員向け 生成AIワークショップ(全2回)
もともとの課題
庁内導入を見据え、職員がまずAIを正しく理解し、安全に使えるリテラシーを身につけたい
うれしい変化
「何ができるかわからない」から「業務に活かしたい」へ/全体満足度 8.5/10、形式の有用性は全員が「有用」と回答
効果が見えるまで
全2回(基礎理解 → 実務応用)の中で
期間
2025年8月27日・9月4日(全2回)
この先
庁内ガイドラインの策定、試験利用環境の整備へ

SUMMARY

まとめ

▶ きっかけ/課題

生成AIの庁内導入に向けた動きのなかで、いきなりツールを入れるのではなく、まず職員が正しく理解し、安全に使えるリテラシーを身につけてから進めたい。そうした方針でワークショップが企画されました。

▶ 取り組み

第1回「生成AIを知ろう」、第2回「生成AIを業務に活かそう」と、基礎理解から実務応用までを段階的に体験する全2回構成で実施しました。

▶ うれしい変化

「遊び程度の利用イメージ」から「業務に活かしたい」へ。全体満足度は8.5/10、ワークショップ形式の有用性は全員が「有用」と回答し、「全職員に受講してほしい」という声も寄せられています。

BACKGROUND

導入の前に、まず「知る」機会を

都留市役所では、生成AIの庁内導入に向けた動きが始まっていました。

ただ、いきなりツールを導入するのではなく、まず職員がAIを正しく理解し、安全に使えるリテラシーを身につけたうえで、ガイドライン策定や試行導入に進めたい。そうした方針のもとで、職員向けのワークショップが企画されました。

プログラムは全2回。第1回を「生成AIを知ろう」、第2回を「生成AIを業務に活かそう」とテーマで分け、基礎理解から実務への応用までを、段階的に体験する設計にしています。

WHY C-TABLE

なぜ、C-tableに声がかかったのか

都留市役所が求めていたのは、ツールの導入そのものではありませんでした。職員が安心して使えるリテラシーを土台から築き、その先のガイドライン策定や試行導入につなげること。そこが出発点でした。

そこで私たちは、「知る」と「活かす」を2回に分け、座学と体験を組み合わせた段階的なプログラムを設計しました。基礎とリスクを押さえてから実務に踏み込むことで、組織として安全に活用へ向かう道筋を描きました。

APPROACH

落語やマラソンから—「曖昧な指示には、曖昧な答え」

第1回では、ChatGPTを使って身近なテーマでAIとやり取りする体験から始めました。落語の要約、マラソンのトレーニングについて—参加した職員の多くにとって、生成AIに触れるのは初めてのことでした。

そのなかで、「曖昧な指示には、曖昧な答えしか返ってこない」ことを自ら体感しながら、役割の設定や目的の明記といった指示の出し方の大切さに気づいていきました。

難しい解説からではなく、自分の手で触れて理解する—第1回は、そんな入り口になりました。

STORY

各課の業務課題をAIに相談。そして「生まれた時間を、何に使う?」

第2回は、DX推進プロジェクトチーム17名を対象に、より実務に近い内容へ踏み込みました。

各課の具体的な業務課題である火災実況見分調書の作成時間の削減、説明資料づくりの時短などをAIに相談し、解決策を立案するワークです。

そのまま使える部分がある一方で、地域固有の情報や制度の細部は人の手で補う必要があることも、あらためて確認されました。

特に議論が盛り上がったのが、「AIで効率化して生まれた時間を、何に使うか」というテーマです。単なる余裕ではなく、人・組織・地域に再投資できる資源として捉える。業務改善、スキルアップ、地域との接点づくり、チームの活性化など具体的なアイデアが出てきました。効率化の先にある「働き方そのもの」を考える対話になった点が、このワークショップの特徴です。

参加者からは、こんな声も寄せられました。

「非常に有意義であり、全職員に受講してほしい」

「遊び程度の利用イメージしかなかった」段階から、業務活用への意識転換が生まれています。

RESULTS

うれしい変化は、「業務に活かしたい」が職員に広がったこと

8.5/10

全体満足度(第2回)

90%が8点以上

100%

ワークショップの満足度

全員が「有用」と回答

7.9/10

業務への活用意向

文書作成・情報整理に期待

第1回の終了時点で、約8割が「興味が強まった」「活用したいと思った」と前向きな変化を示していました。第2回ではさらに具体的な活用イメージが形成され、文書作成や情報整理を中心としたアイデアが挙げられました。

この先は、ワークショップでの学びをもとに、庁内でのガイドライン策定と試験利用環境の整備が進められる予定です。「知る」で終わらせず、組織としての「活かす」へとつないでいきます。

▼各回の詳細レポートとアンケート結果は、note記事で公開しています。

https://note.com/honda_ws_design/n/n47fa323298e3