OVERVIEW
概要
- 組織/分野
- 都留市教育委員会 生涯学習課 スポーツ振興担当 / 自治体・市民サービス
- 地域
- 山梨県都留市
- つくったもの
- 公共体育施設の予約・電子決済と連動し、鍵の受け渡しを非対面にする仕組み。予約者に暗証番号を発行し、現地のキーボックスを非対面で解錠。暗証番号は職員が毎月、現地を巡回して更新。高価な電子錠に頼らず、システムと現地での運用を組み合わせる仕組みを実現。
- もともとの課題
- 施設を使うには、管理人や窓口で鍵を借りる必要があり、開いている時間に取りに行く手間・対面のやりとりが発生。学校施設のため、安全面への配慮も欠かせなかった
- うれしい変化
- 利用する日時に合わせて、来庁せず・非対面で、鍵を受け取れる/高価な電子錠に頼らず、システムと現地運用の組み合わせで低コストに/セキュリティは職員の月次巡回・番号更新で担保/オンライン予約との連動で、トラブル時の追跡性も向上
- 効果が見えるまで
- 体育施設のオンライン予約・決済は2023年に運用開始。鍵の無人受け渡しも合わせて稼働し、以降も運用改善を継続
- 期間
- 2023年〜運用・保守を継続
- この先
- キーボックス機器の更新、番号運用のさらなる省力化、利用案内のLINE配信・現地掲示などを継続
SUMMARY
まとめ
▶ きっかけ/課題
体育館などの公共施設を使うには、鍵を管理人や窓口で借りる必要がありました。開いている時間に取りに行く手間や、対面のやりとりが負担に。学校施設ならではのセキュリティ配慮も欠かせません。
▶ 取り組み
公式LINE/Webからの予約・電子決済と連動して、予約者に暗証番号を発行し、現地のキーボックスを非対面で解錠できる仕組みをつくりました。暗証番号は、学校施設のセキュリティのため、職員が毎月、現地を巡回して更新しています。
▶ うれしい変化
利用する日時に合わせて、来庁せず・非対面で、ご自身で鍵を受け取れるように。高価な電子錠に頼らず、システムと現地の運用を組み合わせることで、低コストに。セキュリティを保ちながら、施設が使いやすくなりました。
BACKGROUND
鍵を借りるために、開いている時間に取りに行く。その手間をなくしたかった
学校の体育館などの公共施設は、市民のスポーツや活動の場です。利用するには鍵が必要で、以前は管理人や窓口で借りる形でした。開いている時間に合わせて取りに行き、また返しに行く。対面でのやりとりも含めて、利用者にも、鍵を管理する側にも、手間がかかっていました。
一方で、学校施設は「誰でも自由に開けられる」状態にはできません。安全に使ってもらうための配慮が欠かせません。予約そのものはオンライン化が進んでいましたが、最後の「鍵の受け渡し」だけは、対面のまま残っていました。ここに、これからの伸びしろがありました。
WHY C-TABLE
なぜ、C-tableに声がかかったのか
都留市の公式LINEを「デジタル市役所」へ育てていく取り組みは、C-tableが継続して伴走してきました。公共体育施設のオンライン予約・電子決済も、その一つです。予約はオンラインでできるのに、鍵だけは借りに行く—その“最後のひと手間”を、なくしたいと考えていました。
必要だったのは、予約と鍵をひとつにつなぎ、しかも学校施設のセキュリティを守りながら、鍵の受け渡しを非対面にできること。私たちは、利用者・職員・管理の現場それぞれの事情を伺いながら、運用に無理のない形を一緒に設計しました。
APPROACH
予約から解錠まで、ひとつの流れに
① 予約・決済と、鍵の暗証番号をつなぐ
公式LINEやWebから施設を予約し、電子決済まで済ませると、予約者に暗証番号が届きます。当日は、利用する日時に合わせて、現地のキーボックスをその番号で開けて鍵を取り出し、施設を使う。返却も同じ流れです。管理人や窓口を介さずに、ご自身で解錠でき、非対面で完結します。夜間や休日でも、鍵のために誰かを待つ必要がありません。
② 学校施設のセキュリティを、守りながら
学校施設では、だれでも自由に開けられる状態は避けたいもの。そこで、暗証番号は月ごとに更新しています。この更新は、職員が現地を巡回して行うものです。高価な電子錠に頼らず、システムと、現地での人的な運用を組み合わせることで、低コストでセキュリティを保っています。
あわせて、夜間など学校の許可が必要な利用については、予約時に許可証を添付できるようにするなど、施設ごとの利用条件に合わせた申請にも対応しました。電気の消し忘れには「最後に使った方が消灯する」といった案内を添えるなど、現場の運用にあわせた細かな整えも重ねています。
つくって終わりにしない、運用の伴走
運用のなかで見えてきた課題にも、一緒に対応してきました。たとえば現場からは、「鍵が多くて開けづらい」といった声も。機器そのものの見直しや、置き方・保管のしかたの工夫まで含めて、使いやすさを一つずつ整えています。暗証番号の切り替え作業は、現地で「残す番号/新しい番号」を確認しながら進め、ダブルチェックする手順に整理。万一に備えて、緊急時にも開けられる備えも用意しました。利用案内のLINE配信・現地掲示なども継続して検討し、“つくって終わり”にせず、安心して使い続けられる運用へ育てています。
RESULTS
うれしい変化は、鍵のために「取りに行く・待つ」がなくなったこと
来庁せず・非対面で
利用日時に解錠
借りに行かなくていい
システム×現地運用
低コストで実現
高価な電子錠に頼らず
セキリュティも担保
月次で番号を更新
仕組みと人手で安全を担保
利用する日時に合わせて、ご自身で暗証番号を入力し、キーボックスを開けて鍵を受け取る。開いている時間に合わせて取りに行く必要がなくなり、夜間や休日でも施設を使えるようになりました。鍵を手渡しする対面のやりとりも減っています。
セキュリティは、職員が毎月、現地を巡回して番号を更新することで守っています。高価な電子錠を導入せず、既存の予約システムと、現地での運用を組み合わせることで、低コストに実現できたのが、この取り組みの特徴です。オンライン予約と連動しているため、トラブルがあったときも、予約の記録から状況をたどりやすくなりました。